新しい時代の訪れを感じさせる、神秘的なエイジアン・サウンドの集大成
21世紀を目前にして、ファッション、音楽、映画、インテリアなど、幅広いジャンルで、今“アジア”テイストのものが注目を集めています。伝統的なアジア文化を、現代にいかすこのスタイルは、「ワ・モダン WA MODERN 」とも呼ばれています。
音楽のジャンルで、“アジア”の神秘的な魅力溢れたサウンドを数多くリリースし、話題になっているのがパシフィック・ムーン・レーベル。東洋の伝統的なサウンドと西洋のサウンドを融合させた作品の数々は、日本のみならず全米でも発売され好評を得ています。2000年7月には、国際的なニューエイジ・ミュージック専門雑誌New Age Voiceのトップ100に7タイトルもチャート・インするなど、現在全米の数多くのヒット・チャートを賑わしているのです。日本においても、20代〜30代の若者を中心に「癒された」、「すごくほっとできる」、「懐かしく、優しく包まれるような感覚」など、パシフィック・ムーンのサウンドが新しい感覚で人気を集めています。音楽療法の分野では、人は本当に癒されたい時に欲する音楽とは、小さな時から慣れ親しんできた音であることが言われています。今、アジアの音楽が注目を集め、若い世代の人達にも受け入れられているのは、こうした自分達の土地で長い歴史の中で育まれてきた音に対する、自然と心に響く懐かしさではないでしょうか。
このアジアの音楽を、洗練されたスタイルで発信しているパシフィック・ムーン・レーベルの作品の中から、選りすぐった曲を収録したのが「セレナーデ」。アメリカ・ラジオ局プロデューサーとレーベル・プロデューサーの共同選曲による、“ベスト・オブ・ベスト・アルバム”です。筝、二胡、ガムラン、尺八といった伝統楽器の音色は神秘性に富み、奏でるメロディーは新鮮でオリジナリティーに溢れています。アーティスト達は、いずれもアジアを代表しうるミュージシャン達。国立パリ・オペラ座管弦楽団との10年に及ぶ音楽活動、数々のドラマ・サウンドトラックを手掛けている城之内ミサが、初めて自分の中のアジアの世界を表現したサウンドも収録。二胡、古箏、中国琵琶、揚琴など、中国の民族楽器を駆使した女性の慈しみ溢れた音世界は、魅惑的なアジアの世界へと誘ってくれます。アメリカでも大ヒットを記録した二胡奏者賈鵬芳のアルバム「河」のサウンドも収録。2000年以上の長い歴史を持つ中国民族楽器二胡の哀愁ただよう美しい音色は、今多くの日本の人達を魅了しています。1988年に来日してから日本を拠点に世界各国での演奏活動を続けている賈鵬芳は、そんな二胡の魅力を充分に聴かせてくれます。
アメリカのマスコミで「世界のモダン・ミュージックの新しいスタイルを創り出す、魂の真ん中からあふれてくる内なる声の音楽」と評されたパシフィックムーンの東洋の神秘を感じるサウンド。21世紀に求められる新しい音世界に、包まれてみてください。
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