日本の伝統楽器である和太鼓は、伝達手段として縄文時代に生まれたといわれ、今も歌舞伎・能楽、祭りや神楽・祈祷などに使われ、日本人にとっては身近な打楽器です。
男女混合の和太鼓グループ「梵天」は、リズム楽器の和太鼓に篠笛のメロディーを加えて、より自由で新しいオリジナルな和太鼓の世界を表現し続けています。
デビューアルバム「梵天」で旧来のイメージを覆す独創的な表現での太鼓の原点を、セカンドアルバム「凱風」では動も静も含んだ色鮮やかな世界を、そしてサードアルバム「鳳蝶 アゲハ」は神風(神が吹かせるという風)で舞い上がる自在な梵天の今を見せてくれます。
このアルバムには強く生きる喜びを根底に、今を力一杯生きることが未来に続く道となる、そんなエールに満ちています。
無私無欲に本能のまま打つ、その魂は日本人の原点でもあります。
高き極みに向かい、変貌を続ける梵天の軌跡をお聞きください。
野崎牧子
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